counter

何かの残骸

メモです。

今日は昼から酒を飲みつつひたすら本を読んでいた。充実してますとも。

フリーター、家を買う。

フリーター、家を買う。

主人公の境遇が自分と被ってしまって、共感っぷりがとてつもなかった。
問題は私が未だにふらふらしているという事だが。
主人公は一度は就職したものの、プーとなり、ふらふら適当にパラサイトしていたところ、母親が精神を病んでしまう。それを気にバイトから正社員へ駆け上り、ついには母親のために家を買う算段までつけるお話。
主人公がダメな自分と向かい合い、認め、成長していく姿に思わずごめんなさい。私はそこまでできてないわ・・・
実際、精神病の身内を抱えるともっとヘビーだし、こんなにトントンうまくいくケースはあまりないのだろうけど、希望を持たないと世の中やってられないよねってことで。

ねむりねずみ (黄金の13)

ねむりねずみ (黄金の13)

今泉文吾シリーズの1作目であり、時系列的にはガーデンの次になる話。
やはり小菊がいるとほっとする。この人が一番人間くさいし、共感できる。
そしてやはりこの人の描く女ってきっつい。自分にもこういう狡い部分があるから、よけいに反感を持ってしまうのか・・・