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何かの残骸

メモです。

ノベルゲームの枠組みを変えるノベルゲーム。感想まとめ

『ノベルゲームの枠組みを変えるノベルゲーム。』

ノベルゲームの枠組みを変えるノベルゲーム。

ノベルゲームの枠組みを変えるノベルゲーム。

致命的じゃないと思うけどネタバレしてるかも。





















思ったより早くクリアできたなあ。システムが変わったからもっと時間かかると思ってた。新システムという事もあって、入門編的にバランス調整優しめにしたのかしら、と何となく。主人公がかなりヒント連発してたし。ボリューム的にやや少なめとはいえ、この私がこんなに早く(当社比)クリアできたくらいですし。だとしたら入門じゃなくなる次が怖い。

しかしせつにゃーの件で心穏やかではなかったためどんよりしちゃったけど、落ちついて振り返ってみると、終わり方としてはそうネガティブなものではなかった、よね? シンシアさんがアレだったけど。まだ希望が残っている終わり方だった。精神的ダメージ少ないランキングで言うと、浮動産に次いで2位。
だから、体験版とか前情報で不安を抱いているせつにゃーオタの人(私でした)も安心してプレイできるよ! でも全然すっきりしないよ! むしろ悶々する要素が増えたよ・・・!
そういや私、今作の主人公も苦手キャラで・・・どうも自転車ゲーの男主人公は例外なく苦手なんだよなあ。嫌いなわけではないんだけど。ヒロインのでんこはじめ、シンシアさんもとこみもかわいいのに。うーん。あ、でんこはほんとにいい子でかわいい。私はでんこのために頑張りました!

システム的には、今までものをベースに、タイトル通りの機能やら、世界を写しとるフリッカーと呼ばれる機能が搭載されてて、あれこれいじってて楽しかった。枠の広げ方やタイミング、フリッカーで何を写しとってどこで何のために使うのか位置をどうするのか試行錯誤。
特にフリッカーは記憶管理的な機能も備えていて、書庫で調べてもらう情報もフリッカーで写しとってくるんだけど、今までなら進行中に自動的に入手された単語をとりあえずせつにゃー他に調べてもらおっと待っててねせつにゃー今行くよ!という感じだったのが、何を調べるのか自分で能動的に入手しなければいけないんだよね。それも枠機能と組み合わせなきゃいけないのが多いし・・・そしてせつにゃーいないし待っててくれないし。でもこれで知っておくだけでいい情報と、ゲーム上必要な情報が明確に区分されてここらへんはすっきりしたように思う。ただ、記憶管理っぽいとはいえ別物なので、いつでも得た情報を見られるわけではなく、そこは不便になったかも。それも理論的に納得はいくし、今回、長期戦覚悟で必要な情報はメモる作戦で行ったから個人的に問題はなかったけれども。
そしてANOSちゃんも別機能なので巻き戻したりできるわけでもなく、同じ場所を連続して調べられないのがちょっと不便だった。これは次回作も同様のシステムならどうにかならないかなとちょっぴり思う。でもANOSちゃん、かなりデレてた。萌え度は最強。

新しいシステムになったとはいえ、基本的な取り組み方はあまり変わってなくて、問題を解くために与えられた道具が増えた感じ。今までどおりよく観察して、散りばめられている情報を紐付けて、道具の使い方を考えて、じっくり取り組めば解けるはず。ただ、今作は今までよりも想像力がいるかも。
そして、3※のラストを記憶管理総当たりしちゃうような人間も存在してますが(未だに分からん・・・)、新システムではそんなクソな手段は許してくれないんだよね。ANOSちゃん、とんがった・・・いや、もうほんとなんかすみませんでした・・・

システムもストーリーも、ゲームだからこそ表現できるもので、クリアした今あの文章を読み返してみると改めて納得。
4Gamer.net ― ノベルゲームにはまだやれる事がある――。 「ノベルゲームの枠組みを変えるノベルゲーム。」の発売を控え,自転車創業が文章で主張

始めて自転車ゲーやったとき、正直ボリューム少ないと思ったけど、ここのシステムだと1本のゲームとしてはこれくらいのボリュームがいいんじゃないかと今では思う。あまりボリューム大きくされても、途方にくれてプレイヤーの方が疲弊して精神的に解像度下がって嫌になりそう。

今までも語られてきた世界の仕組みに関する話とか、過去作とリンクするキーワードもかなり出てくるので、次回作が楽しみなのと共に、過去作も一通り再プレイしたくなる。特に世界の仕組みに関しては今回かなりずばっと書かれていたので(自転車ゲーにしては、だけど)、過去作再プレイしたい度は相当。さらに今回はあからさまに、つづく!な終わり方だったから、これで次回作早く出なかったらみんな怒るよね・・・ 私は怒る。
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攻略法じゃないけど・・・今回は記憶管理はないので、得た情報はとにかくメモる地道なプレイ方法が一番近道だと思う。行ける場所も限られてるから、枠を広げてみた結果、とこみに何を調べてもらったか、何をしなければいけないか、自分の所感、何をしてみたか、何がダメだったか、とにかく何でも場面ごとにメモっておけば大きく迷う事もないはず。