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何かの残骸

メモです。

ラースと、その彼女

仕事が早く終わったので、ふらっと早稲田松竹でラストの回を観てきた。
チラシとかに書いてある煽り程度の知識しかなかったので、観る前は「非モテ男が冗談でリアルドール(ダッチワイフですね)を彼女だと設定して周囲の人間を振り回すドタバタコメディー映画」だと思っていたんだけども。
ところがどっこい、見終わってみるとある種の癒しの映画なのだと思った。
実際にはこんなに上手くいくわけないというのはあるけど、この映画はこれでよかったと思う。
下手なドラマのように、ラースの心情がいちいち説明されたりはしないんだけど、ラースが抱えている心の傷、ビアンカの出現と周りの人との交流によって変わっていくラース、彼の心の動きが丁寧にちゃんと観客に伝わるように描かれていて好感が持てた。
またじっくりと家で観たいなあ。
あと女医役の女優さん(パトリシア・クラークソン)が50歳近いのだけどお美しい。