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何かの残骸

メモです。

軍艦島

ついに軍艦島へ上陸(╹▽╹)

もちろん普通にツアーで行ったので入れる場所はかなり限られていて、写真集で見るような場所には当然入れないんだけれども。

画像多めなので(23枚)閉じときます。

軍艦島をこの目で観れたのはとてもいい体験だったんだけど、正直に言うと、今回軍艦島に行った思い出として真っ先に出てくるのは、波が高くて往路の船がめっちゃ怖かった事。

一緒に行った友達は絶叫マシン大好きなのに、『今までに乗った絶叫マシンの中で一二を争う怖さだった・・・』って言ってた。私は絶叫マシン苦手だし恐怖のあまり笑うしかなかったw 笑い事じゃなかったんだけど。

当日の長崎の天気は曇り時々雨、風速7~8m、波高は多分2mくらいという状況。波高って海に慣れてないとピンとこないんだよね。あと外海の怖さも。

港から見える海はほんと穏やかなのに、外海に出るともうね~・・・

 

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今回お世話になった船。この時点ではこんなに穏やかな海なのにっ! この数十分後にとんでもない状況になろうとは、のん気に写真撮ってたこの時点の私は思いもよらなかったのでした。

ただ、波高による船体の揺れは船の大きさによるから、不安な人はなるべく大きな船のツアーを選ぶといいです。私もまた機会があったら、一番大きい船のツアーにする。この船はたぶんツアーの中で一番小さい船だったはず。

1つ自分をほめてあげたいのは、念のために酔い止めを飲んで行った事かな。ツアーの参加者の中には青白い顔した人とか何回もお手洗い行く人もちらほら。

 

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軍艦島までの航路は多分こんな感じ。外海に出るまではたいして揺れない。でも外海に出ると目に見えて波が高くて、10~20分激しく上下してた気が・・・(遠い目)。

 

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ここはまだ内海。小さいけど、しまかぜちゃんが(真ん中らへんの172って書いてる船)。造船所に製造中の船がちらほらいてこの辺りは結構楽しかった。まだ波も穏やかだったし。

 

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海から見た軍艦島! ほんと軍艦みたいな見た目。軍艦島を初めて目にした感慨深さと、船の揺れの恐怖と、やっと陸地に上がれる安心感とで、なんだか訳分からないテンションに。

写真だとなかなか伝わらないと思うけど、内海との波高の違いがお分かりでしょうか・・・この辺りはまだ穏やかな方で、しまかぜからここまでの間はもう写真撮ってる場合じゃないレベルでほんと死ぬかと思った;; 何度途中の島で降ろしてくれと思った事か・・・しかし、オレたちが乗っちまった船はよ、途中下船はできねえぜ!;;

 

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もうちょっと接岸したとこ。桟橋は撮ってないけど、思ってたより小さかった。下船するときもちょっと船は揺れてたものの、ツアーの人が3人がかりで上陸させてくれるから全然怖くなかった。むしろ、ようやく陸地に降りれる安心感が;; 人は土から離れては生きられないってシータさんも言ってますし。

 

ググれば同じような写真たくさん出てくると思うけど、あとは上陸後の写真など。

ガイドさん曰く、軍艦島は日に日に風化していっているので、同じアングルからでも同じ写真は二度と撮れない。

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観光客が入れる場所はどのツアーも同じで、手すりから向こうには当然入れない。

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上にそびえる白い灯台は、人がいなくなってから建てられたもの。人が暮らしていた頃の軍艦島は24時間眠らない島で、とても明るくて灯台なんていらなかったんだけど、人がいなくなって明かりもなくなってしまったので、灯台を建てないといけなかった。

大きな台風がくると、この灯台のあたりまで30~40mもの波がきたとか・・・波高2mでも怖いのに;; 台風がくると物資も止まるからごはんに缶詰が出るんだけど、子供たちにとってそのは缶詰がご馳走だったそう。

 

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真ん中の階段は地下の炭鉱に続く階段で、この建物には炭鉱から帰還した人たちのためのお風呂場があったそう。当時はここから何百メートルも降りて石炭掘ってて、危険な仕事なだけにお給金は相当よかったそう。

 

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今年、軍艦島世界遺産に登録されるけど、世界遺産になるのは建物群や島自体じゃなくて、この防波堤らしい。登録されたらツアーも予約取りづらくなるだろなー。

 

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正面の建物は学校で、屋上に見えるのが体育館。実際にここで生活して、この学校に通っていた方がガイドをしてくれて、当時の事とか貴重なお話しを色々聞けた。

 

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緑なき島と呼ばれていたのに、人がいなくなるとこんな状態に。FF7のエンディングの森に覆われたミッドガルを思い出す。

本当は帰りは船で島をぐるっと周るんだけど、この日は風が強く波が高くなりすぎて断念。というか一刻も早く陸に戻りたかったから、むしろ周らなくてよかった・・・;; でも上陸できただけでもラッキーだったな〜。この日は午後便中止になってたし。

意外にも帰りはそんなに船揺れなかった。当たり前といえば当たり前だけど、復路は往路とは違って波に乗って帰るんだから、そりゃ揺れも少ないっすよ。でも次は絶対大きい船に乗る;;

これから軍艦島に行く人は、一通りツアーの詳細見て気に入ったとこにしちゃって大丈夫だと思う。ツアーで入れる場所はどこも同じで、滞在時間も大きな差はないので。私達が行ったツアーは船は小さかったものの、当時軍艦島で生活していた方の話を聞けるのがよかった。すっごい船揺れて怖かったけどw

 

軍艦島長崎県です。カテゴリが福岡なのは、私の中で九州=福岡なため。