- 作者: 竹河聖,いのまたむつみ
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2010/11
- メディア: 文庫
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文明はほぼ変化がなく、宗教も同じでアトやセイタといった神様の名前も同じ、ラテル山などの懐かしい地名や、前作との繋がりを感じさせる名前や登場人物がちらほら出てくる。
それらの前作からの繋がりと、それとは別に今作は今作としてどういった危機が迫っていてどう立ち向かっていくのか、この世界の行く末も楽しみ。
ティーエの血縁かと思われるルティ、過去にワケありらしいカヴィンタ、傭兵のローエ、登場人物も魅力的。彼らの成長も楽しみ。特に若手のルティとカヴィンタ。
1巻は今作のキャラのお披露目と、ルティをラテル山に連れて行くという当面の最終目的、さらわれたお姫様を助け出すという目先の目的が提示されるとこまで。
竹河さんはこの10年間、大変な思いをしていてようやく落ち着かれたそうなので、無理せず書いていって欲しい。
あ、イラストも引き続きいのまたさんで、それも嬉しい。カラーの口絵がないのは残念だけども。